林業業界で働き始めてから1年が経つわけですが、
私は山見や選木、立木調査など、山を歩くことをメインに働いてきました。
そこで、今回は「林業で山を歩く時にあると便利なツールを5つ」ご紹介したいと思います。
持ちやすく手間いらずのシルキーナタ
杭を取ったりツルを切ったりと、林業には欠かせないナタですが、
何度も刃を研いだり、落としたナタを探したり、使っていると悩みもあります…
私が最初、ベテランの方が何十年も使っているナタを借りていました。しかし、キレ味なのか使い方なのか、なかなか思うように木を伐ることができませんでした。また、すぐに取り出しやすいようになっているため、激しい動きをしてしまうと抜け落ちてしまうことが多々ありました。
あまりに切れなかったので、別の先輩のシルキーのナタを借りて使ってみると、スパスパと一発で木を伐ることができたので、すぐに購入しました!
シルキーのナタは、
・ステンレス合金のため錆びにくく、替え刃もあるのでメンテナンスが簡単!
・ゴムグリップのため持ちやすく、手が痛くなりにくい!
・アクロバティックな動きをしても落ちにくい!
みたいな感じで、使い勝手は最高なので、
今使っているナタで悩んでいる方はぜひ試してみてください!
なお、両刃と片刃とありますが、林業で使う場合は、片刃をオススメします!
スパイク付き長靴
山を歩くなら長靴は必需品ですが、
斜面をより安全で快適に歩くためにはスパイク付き長靴を身に着けるべきでしょう!
そこでオススメなのがミツウマの岩礁という長靴です。
これは林業では定番の長靴で、多くの現場作業者が愛用している逸品です。
一般的なスパイク長靴と違うのは耐久性だと思います。
安いスパイクを毎日履き続けると1~2ヶ月で交換することもあります。
岩礁だと1~2年は履き続けることができるため、少々高めではありますが、
山で働くなら買っておいた方がいいです!
また、岩礁にも55型や100型などの種類がありますが、
履き心地や耐久性は80型がベストだと思います!
フタ付き腰袋
仕事で山を歩く場合、テープやスプレーなどを持っていくことがあるでしょう。
そうなると、リュックより荷物を取り出しやすい腰袋があると便利です!
山を歩く時に便利な腰袋ですが、オープンな腰袋だと物が落ちやすいというデメリットがあります。
灌木が多いところや足場が悪いところを歩くと
腰袋に入れていたテープを無くしたみたいなことが多々あります。
ですので、腰袋を買う際は、フタがあるものを選ぶと安心です。
サポーター付きベルト
毎木調査や選木などをするのであれば、
腰袋やナタを長時間つけて歩くこともあるでしょう。
そのときに使うベルトは気を付けて選んだ方がいいです!!
※特にも、お腹が痛くなりやすい方、腰痛持ちの方
ベルトには、ナタ、スプレー、テープ、ペットボトルなど、かなりの重量の物をつけています。
なので、ずっと細いベルトをつけていると、締め付けられて腹痛・腰痛に悩まされます。
歩きながら多くの荷物を使う方は、絶対に腰への負担が少ないサポーター付きのベルトを使って
身体への負担の少ない作業を行っていただきたいです!!
マーキングテープ
ここまでの山歩きツールでは、物が落ちにくい工夫がなされているツールを多くご紹介してきました。
しかし、どんなに工夫していても落ちるときは落ちてしまいます。
そこで、落ちた時に見つけやすい対策もしておくと良いでしょう!
ご紹介するのは、境界確認や目印など、山歩きには欠かせない便利ツールであるマーキングテープ。
このマーキングテープをナタやノコギリなど落ちやすい物にくくりつけおくと、落ちた時に見つけやすいので、1つは常備しておくと良いです。
基本的には職場で支給されることの多いものだと思うので、個人的に買うまでもないと思いますが、
支給されない場合はピンクやオレンジなど目立つものを買っておきましょう!
ここまで選木や境界確認、立木調査など、長時間山を歩く仕事であると便利なものをご紹介しました。
ホームセンターなどで売られているものより少し高いものも多いですが、
性能や耐久性の優れたもので、より快適な山歩きをするための参考になれば嬉しいです!
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